日本船舶海洋工学会 関西支部 一 般 情 報 K シ ニ ア
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2012年 Kシニア 総会・懇親会 報告

2012年9月2日 Kシニア幹事会


  「Kシニア」総会・懇親会の写真をご覧下さい。   行事写真 (14枚)   その他の写真 (31枚)


日  時 : 2012年7月19日(木) 13:00〜17:30
会  場 : 神戸クリスタルタワー 3F  クリスタルホール  (神戸市 中央区 東川崎 1丁目)
参加費 : \1,000 (お茶、缶ビール、おつまみ等に充当)

参加者 : 50名
赤木新介 井澤雄幸 井上 清 大山正俊 岡田博雄 岡本 洋 小川桂三 荻野繁之 小野靖彦
神田修治 木村一馬 黒井昌明 小寺元雄 小林幹弘 堺 由輝 坂田則彦 塩田浩平 城野隆史
菅野正彦 杉山和雄 瀬川治朗 瀬崎良明 田中一朗 寺田春秋 富田愼一 外山 嵩 豊田 繁
内藤 林 中川隆明 中島 稔 仁科憲二 野澤和男 長谷川和彦 濱田孝一 M田 淑 姫野洋司
福地幹雄 藤村 洋 藤本留男 宝田雄次 堀田正宏 増本 彰 増山雄三 宮本雅史 村上 馨
矢尾哲也 安中正夫 山川正彦 山田弘幸 渡邉俊夫



プログラム
プログラム1  総会 

 ●司会  富田愼一
 ●来賓挨拶  瀬崎良明 様 (日本船舶海洋工学会 関西支部長)
 大先輩の前で私が最年少かと思いつつ、恐れ多い方々が沢山おられますが、昨年5月に支部長を拝命しまして早くも1年が経ちました。 昨年はシンポジューム2件の関西での開催などで、かなり忙しく過ごしましたが、Kシニアの方々にも活発に活動して頂いて感謝しています。
 先日の支部総会で質問ありましたことですが、簡単な資料で現在の学会の状況を簡単に説明させて頂きます。 2010年、2011年とほぼ同じ状況ですが毎年300〜400万円の赤字となっています。 又本年の収入予想では例年より少し少ない目と予想されますので、今年の予算は少し緊縮予算でお願いしています。 基本財産からの利潤は一般会計に組み入れていますが、会員数がこのところ減少気味にありますので、会員数の増加に努める必要があると認識しています。
 関西支部の活動はほぼ昨年と同様の状況で、予算的に見て他の2支部より活発に活動していると思っていまして、この関西の良き伝統を守っていきたいと思っています。
 今後ともよろしくお願い致します。

 ●2011年度活動報告 と 幹事交代  小林幹弘  (参考資料 : 2006年からの総会参加者名簿)
 本日の出席予定者は53名です。
 会員数 約500名、幹事9名(会長:小林幹弘、岡田博雄、木村一馬、黒井昌明、菅野正彦、杉山和雄、富田慎一、内藤 林、宝田雄次)でやらせて頂いています。
 2011年度も、総会:1回、幹事会:5回、グループ活動:5グループでの活動ですが、今回教育支援グループが、その活動に対し支部長賞を受賞されています。
 会計報告は、 収入:\166,000 支出:\165,435  収支差額:\565 を返納しました。
 私は前会長 南波壯八氏の残期間を会長代行として、その後2年間を会長として務めさせて   頂きましたが、本総会時をもって会長を杉山幹事にバトンタッチし、幹事で海友フォーラム担当を増本 敞さんにお願いしています。 又ゴルフグループ担当の菅野幹事が退任され仁科憲二さんに交代されます。
 以上2011年の活動報告と幹事の交代を報告させて頂きました。

 ●2012年度 事業計画 と 活動計画  杉山和雄
 今般 小林会長から会長をバトンタッチされました杉山和雄でございます。
 私 名村造船に勤めておりましたが、前半は大阪勤務で、後半は佐賀県は伊万里に勤務地が移りましたので、皆様には馴染みが薄いかと思われますし、浅学非才の身でもありますのでお断りしておったのですが、いつのまにか流れが我方に来てしまいましたので、引き受けさせて頂くことになりました。 至らぬ者ではございますが、頑張って務めさせて頂きますので何とぞよろしくお願い致します。
 さて2012年度の事業計画はすでに支部に提出されていますが、従来からの事業を引き継ぎながら更に充実させてゆくことを目標と致しております。 予算は昨年より少し少なく計画されていますが、ほぼ同様の支出内容で¥160,000となっています。
 活動の方は前年と同じように計画しておりますが、以前からの懸案ですが新しいグループの立ち上げも模索しながら進めさせて頂きたいと思っています。
 本総会以後の幹事は以下の9名が担当します。
 (会長)杉山和雄
 岡田博雄、木村一馬、黒井昌明、富田慎一、内藤 林、仁科憲二、宝田雄次、増本 敞

 今回新しく幹事になられた方を紹介させて頂きます。
     仁科憲二さん
       元会務委員でゴルフ会のお世話をさせて頂いていました関係からか幹事で
       ゴルフ会を担当をさせて頂くことになりました。よろしくお願い致します。
       尚次回のゴルフ会は9月26日(水)を予定しています。
     増本 敞さん
       海友フォーラムの幹事をさせて頂いていますが、今回こちらの幹事もやってほしい
       とのことですのでやらせて頂くことになりました。 よろしくお願い致します。

 ●菱垣廻船「浪華丸」保存について  長谷川和彦
 今年からKシニアのメンバーになりました長谷川でございます。 
 少し時間をもらってお願いなのですが、大阪市の「なにわの海の時空館」が平成24年度末で閉館される予定で、引き継ぐ業者は建物は残しても中に展示されている「浪華丸」は不要だと言っているようです。 “浪華丸”は折角10年前に苦労して復元された貴重な文化財ですので、是非保存しておく必要があると考えていまして、現在要望書を出すことを検討しています。
 是非そのサポート部隊としてKシニアにご協力頂けたらとアッピールさせて頂きました。
 よろしくお願いします。

 ●グループ活動報告
翻訳グループ (神田修治) 教育支援グループ (岡田博雄)
 現在グループ員6名で、2冊翻訳した後、取り組もうとした本がありましたが、うまくいきませんでした。
今年の初めにかけて「地震、津波及び原子炉の爆発 日本2011.3.11」を翻訳して著者の希望で日本原子力学会に持ち込みましたが、興味を示しませんでした。
 翻訳販売権の交渉や印刷宣伝を学会事務局に担当して頂けることが望ましいと考えています。
 現在次の候補書籍を探していますが、Kシニアの皆様のご提案を希望します。

 当グループは現在10名で、幼稚園児、小学校・中学校・高校の生徒さんと60歳以上の高齢者を対象にして科学実験の指導と船と海の話をするボランティアグループです。
 この度 我々の活動に対し思いもかけず支部長賞を頂戴しまして、一同大変喜んでおります。
 ここ1年もあちこちの生徒さんにお話やら、本や船の模型を贈ったりの活動をしましたが、これからもこのような教育、啓蒙活動を続けていきたいと思っています。

海友フォーラム (城野隆史) 保存グループ (藤村 洋)
 現在会員数は79名で、年間メール数380件、懇談会4回の活動をしています。
 懇談会は通常川重のパトリシア会館をお借りして開催していますが、この1年の演題は以下の通りです。
 第14回懇談会:「南シナ海の風波」、「大学教育の今昔」
 第15回懇談会:「造船における技術協力よもやま話 三菱神戸の例」
 第16回懇談会:「石川島ブラジル造船所成功と挫折の軌跡」、「海商高田屋嘉兵衛、ゴローニン事件と北方領土問題」
 第17回懇談会:「造船における技術協力よもやま話 II 川崎重工業 編」
 当グループでは 知的好奇心を刺激するような楽しい会を目指し、海事問題を中心にその他の
テーマも含めて広くメンバーに伝わるようにし、懇談会ではメンバー全員に講師になって話をして頂くようにしたいと考えています。

 今まで資料を集めることに集中して来ました結果、かなり多くの物が集まっています。
 ここ当分は集まった物を整理してホームページ「デジタル造船資料館」に紹介する作業に取り組んでいます。 最近 社史や技術関係の論文集等を載せましたのでそれを紹介します。
 「昭和40年代の超自動化船について」
 「技術専門雑誌による船舶電気技術関係記事年表」
 船舶工学関係の論文・研究文献全文閲覧リンク先集の更新
 「全国工業高等学校造船教育研究会 会誌」
 「籾山模型の魅力」
 「明るく強く面白く 大島造船所30年小史」
等々であります。
 新しい委員の方にも加わって頂いていますし、現在HPへの訪問数は6月1か月で日本のみならず世界からも含めて約1万件に及んでいます。
 是非皆様もHP上の「デジタル造船資料館」を見て頂きたい。
ゴルフグループ (菅野正彦)
 毎年 春、秋の2回開催で、毎回6組前後の参加です。趣味の会として実施していますが、今回 仁科さんに幹事役を引き継ぎました。 次回は9月だそうですので、活気のあるグループとして、是非ゴルフをされる皆様の参加を期待しています。



 ●KシニアHP、 シニアギャラリーの紹介  (黒井昌明)
     検索画面で「Kシニア」を検索して頂きますとHPが出て参りますので、その中に各グループのページ等がありますが、
    今日はその1つ「シニアギャラリー」を説明させて頂きます。 会員の皆様から寄せられました 絵画、エッセイ、船のイラスト、
    俳句、短歌と写真、はがき絵、水中写真、等々を見て頂けます。
    皆様も是非見て頂くなり、投稿して頂くなりして楽しんで頂ければと思っています。

 ●私のシニアライフ
「シニアライフの中の登山
    ネパール・ヒマラヤ、中国、日本」

                   
(岡本 洋さん)
「近況報告  60代から70代へ」

                  (姫野洋司さん)
 今回は皆さんがあまり行かれてないと思われる所を選んで話したいと思います。
 北緯30度位にあるヒマラヤ、玉龍雪山、黄山と日本の鳥海山、出羽三山について述べたいと思います。
(1)ネパール・ヒマラヤ
   8000m以上の山は全てアジアにあります。それもネパールにあるヒマラヤ山脈に集中しています。 最も高いエベレストの8848mにも諸説があるようですが、ツアーの「遊覧飛行で
エベレストが見える」にひかれて昨年12月に出かけました。
 関空から香港で飛行機を乗り継いでダッカ経由カトマンズに行きましたが、ネパールは政情不安定な貧しい農業国で、カトマンズ盆地が世界遺産です。
 古い建物やお寺がそのままの姿で多く残っていますが、大変きたないものですが、そこに価値があるそうです。
 カトマンズから早朝30人乗り位の飛行機で、ヒマラヤ山脈に沿って東に向かって飛びますと聞き覚えのある8000m級の山々を案内されながら、やがてお目当てエベレストに近づきます。
 エベレストだけ山頂から雲が棚引いているのでよくわかります。 エベレストの近くでは乗客一人づつコックピットに案内され、写真を撮らせてくれますが、これが大変難しい作業でした。 私はなんとか写真を撮ることができました。
 又カトマンズから西に飛行機でポカラに移動し、そこからの山々の景色も楽しみました。
(2)中国 (玉龍雪山、黄山)
   6年前にツアーで玉龍雪山と麗江に参りました。
 関空から広州で乗り換え昆明経由で麗江に到着、700年位続く古い町が残っている所です。
 元がチベット経由南宋に攻め込んだ時の前線基地が麗江で、日中の心温まる映画の舞台となった所でもあります。 玉龍雪山は信仰の山で未踏峯であり、厳粛な大変美しい山です。
 5年前にツアーで「歩かずに登れる」となっています黄山に参りました。
 関空から杭州に飛び、そこからバスで行きます。画家などもよく画題にします美しい山でロープウェイを3本乗り継いで行くことができます。夕陽の沈むところが大変美しく、日の出も美しいとのことで、午前3時頃から撮影に出かけました。
(3)日本の鳥海山と出羽三山(羽黒山、月山、湯殿山)
   芭蕉が象潟に行った日をめがけて出かけましたが、鳥海山が素晴らしく美しく見ることができました。 出羽三山には車で出かけ、月山の8合目に泊まり、翌日頂上を目指したが頂上までは行けませんでした。 それぞれ美しい山々です。

 何をするにも相手がいるもので、最近は「パートナーは海友フォーラムにあり」というのが今日の結論です。

 昨年、一昨年はアマチュア オーケストラの定期演奏会と重なりまして、欠席とさせて頂きましたが、今年出席できましたので近況を報告させて頂きます。
 このごろはツイッターの自己紹介に「アマチュア オーケストラのビオラ弾きを生業に、週1回の仕事」と書いていますが、その通りの生活です。
 私は昨年末に70歳になりましたが、63歳で退職してからと70になってからで風景が違うなーと感じるようになりました。
 テレビはニュースと旅番組位で、後はツイッターで夕焼けの写真見ています。 一晩に300件くらい 夕景、夕日、夕陽、夕暮れ、夕映え等の名前で出てきますが、その中の30くらいを褒めることにしています。 他の人も褒めて来るので褒めあい合戦のようになりそれを楽しんでます。 夜寝れない時は「古事記」を読んでます。 すぐに寝れます。
 さて 音楽活動ですが、私は元学生オーケストラではなく、50歳位からビオラに転向しましたので、そんなにうまくないと思っていますが、あちこちのオーケストラに参加させて頂いています。   
 芦屋の教会で合唱団の前で小さなオーケストラの一員として、かなり有名な作曲家のミサ曲をたくさんやらせて頂きました。
 福祉の管弦楽団「まごころ」に2002年に入らせて頂いて、子供たちの福祉学園で、アニメ、ポピュラー、軽クラシック等の演奏をずっと続けています。
 大阪医師フィルはA.開業医、 B.勤務医、 C.家族、看護師、薬剤師、知人、元患者で構成されていますが、私は元患者の資格で入らせて頂いています。 いずみホールでの定期演奏会が海の記念日あたりに開催され、「運命」、「第九」、「新世界」等々の曲を演奏してきています。 我ながら こんな多くの難しい曲をよくやらせて頂けたなあと言うのが正直なところです。
 阪大オペラにも参加しています。これは関西アマチュア オーケストラに入れて頂いて本格的に歌劇をやりますので大変楽しいものです。
 昨年から15人位の編成の平均年齢75歳のウイークデーアンサンブルに入れて頂いて、童謡、唱歌、なつかしのメロディ等で、75歳位を対象にした老健施設を訪問しての音楽会もやっています。
 次に時々仕事は、府立大学の先生方10人で担当する産学協同の仕事で、優良中小企業の若手経営者を育てる講座を中心にした仕事で毎土曜日等に行っています

 70歳を過ぎて最近体力が減退してきたなーと感じますし、脳力、記憶力、運動能力も落ちて気分的にもやる気が低下してきたと感じますので、元首相の岸 信介さんが言われた老人の三訓「転ぶな 風邪引くな 義理を欠け」を守りながら、少しでも体力回復に努め、家内の健康にも手助けしておかないと、大変なことになると思いながらの毎日を過ごしております。
 とりとめのない話でしたが以上で終わらせて頂きます。ありがとうございました

    ここで休憩時間を利用して、参加者全員による「記念撮影」が行われ、
    次のプログラム「懇親会」へと進みました。

プログラム2  懇親会
 ●司会  富田慎一
 ●乾杯  渡邉俊夫さんのご発声で乾杯。
 ●歓談  缶ビールと簡単なおつまみで歓談。 そこここのテーブルで話が尽きなかった。
 ●中締め  小林 幹弘さんのご発声で一本締め。
                                                            以上