日本船舶海洋工学会 関西支部 海友フォーラム K シ ニ ア
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ドローン船は実用化に向かうか (その4)
「MUNIN プロゼクトの概要と論点」
  2015.03.08 「海友フォーラム」  岡本 洋

             ドローン船は実用化に向かうか (その4) (8ページ、 pdf 0.5MB)


 現在、ヨーロッパに於いて,[無人船の運航システムのフイジビリテイに関する研究開発]が行われている。 EU(欧州連合)の補助金による産官学共同研究3ヶ年計画として、ドイツの研究所を纏め役として北欧中心の研究所・大学・その他の計8機関が参加する”MUNIN Project”(ムニン プロゼクト)がそれである。

 このMUNINプロゼクトは、今年2015年8月終了予定である。 “MUNIN Project”について各種のメデイアからの資料を基に、「シリーズ・その4」として紹介する。

 然し、この研究の中核である「無人船の運転」については、現在の世界の体制下では、 IMO(国際海事機構)、 ICS(国際海運会議所)、 ITF(国際運輸労連)などの各国際関係機関は「基本的に認められない」としているのが大勢である。 当然ともいえるこの様な情勢の中で、このMUNINプロゼクトをバツクアツプして推進するEUの将来指向の前向きの戦略的取組みに注目したい。

             目次

 1. 初めに   2. NUNINプロゼクトの来歴   3. NUNINプロゼクトの発足   4. MUNINプロゼクトの内容
 5. MUNINシステムの概念図   6. プロゼクト・システムの機能   7. プロゼクトの効果   8. 論点と纏め