2015.08 岡本 洋
MTS(海上交通システム研究会)の第126回例会「海事の楽し(第9回)」は2015年7月23日神戸海洋博物館・研修室で開催された。 ここで発表された3篇の講演の内の2編『信長と九鬼嘉隆の鉄甲船 阿武丸(平田紘士)』、 『神戸港の歴史と港づくり(森田 潔)』は共に個人的にも長らく関心を持っているテーマであったが、私はこの独立した二つの発表から、共に触れられていない次の事をすぐに連想した。
それは ①「九鬼水軍が転封された三田藩の輝き」と、 ②「三田藩が神戸の発展への貢献」 等である。
この報告は、MATRIX No.90 (October 20,2015)に掲載されたものの改訂版。
「九鬼水軍の三田と神戸」 (17ページ, pdf 1MB)
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目 次
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はしがき |
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1. |
鳥羽から三田、そして神戸へ、海・船・熊野への回帰 |
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2. |
熊野水軍・九鬼氏 ―― 九鬼から波切、鳥羽へ |
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3. |
摂津・三田への国替え(転封) |
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4. |
三田藩の幕末 |
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5. |
三田藩の学問 |
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6. |
神戸への移住 |
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7. |
九鬼一統の横顔 |
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8. |
纏め |
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あとがき |
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註 |
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主要参考文献 |
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