2008/10/18 城野隆史 作成
1.日時 : 2008年10月17(金) 14:00~18:30
2.会場 : 川重パトリシア会館会議室
3.参加者 : (敬称略;着席順)
赤木新介、 岡本 洋、 神田修治、 澤田尭之、 城野隆史、 瀬川治朗、 塙 友雄
長野 健、 南波壮八、 藤村 洋、 渡辺俊夫、 山中直樹、 小林幹弘、 栗原一郎 以上14名
4.経過報告
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小野政夫さんが加入されて、海友フォーラムのメンバー総数は53名になったことが報告された。 |
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南波さんより、保存委員会は、学会全体でも認知されてきたこと、資料の提供も進み、活発に活動していることが報告された。 |
5.講演
船舶海洋技術者からみた技術士制度について (小林幹弘さん) : 講演内容
技術士制度、工学部教育認定(JABEE)の現状、学会活動の関わりなど、広範な状況説明がなされた。技術者育成を支援するためには、これら制度間の有機的な連携と、雇用の流動性が不可欠であり、更に検討を深める必要性を認識した。
海王丸 ― 帆船の世界 (山中直樹さん) :
海王丸には一般社会人も乗船可能(有料;20名まで)。 このハワイまでの遠洋航海に乗船した記録をスライドで見る。 天気図と航路と波浪と操船。女性10名を含む生徒たちの厳しい航海訓練の様子に、体験することの大切さを改めて実感する。 ハワイまでの2週間の帆走経験は、ハワイ・ラパニュイ(イースター島)・ニュージランドを頂点とするほぼ三角形の海域(ポリネシア・トライアングル)の海洋文明圏の存在の必然性に思いをはせさせる。 台湾を発進地として東南方向の諸島が順次文明圏を形成したとする年代考証は、興味深いものであった。
6.課題別検討会の設立
懇談の席上、岡本代表から、これまでの通常の懇談会は、話題を決めず、メンバーの関心事を順次話してもらい、議論する場であったが、これを補完するものとして、課題を決めて、関心を持つメンバーが、関連資料を調査・研究・討議する会合を持ってはどうだろうかと提案された。 シニアーでないとできかねるような課題は多数存在するので、「咸臨」などとの関係を視野において研究成果の発表の場を形成してゆくことは、社会的貢献につながる有意義なことだろうとの意見で一致した。
まず、メールで議論になっている「さらば工学部」問題は、本日の小林さんの話も包含する幅広い課題であるので、これを取り上げて研究会を立ち上げることし、岡本代表に立案をお願いすることになった。具体的な運営方法は、走りながら考える。
7.次回
2009年1月中旬の予定。
講演者未定。
終わり |
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