文責 城野隆史
1. 日時 : 2011年2月24(木) 14:00~18:00
2. 会場 : 川重パトリシア会館
3. 参加者 : 20名 (敬称略)
赤木新介、 津垣昌一郎、 外山 嵩、 豊田 繁、 長野 健、 塙友 雄、 藤村 洋、 矢木常之、
岡本洋、 増本 敞、 小林幹弘、 小野靖彦、 塩田浩平、 坪郷 尚、 神田修治、 福地幹雄、
井上 清、 黒井昌明、 井沢雄幸、 城野隆史
4. 事務連絡事項
会員異動
逝去者 : 桂 豊さん、 江田治三さん、 大野伊左男さん
新会員 : 宝田雄次さん、 江口 浩さん、 近藤公雄さん
会員総数 65名
現役学会員との交流
前回のシンポジュウム「船型開発のあけぼの」が好評であったので、今後ともシニア・現役
の交流を促進し、現役支援を計る事が考えられたが、委員会を学会の中に作り活動を組織化
する事には細かな問題もあり、当面はpendingとなった。
海友フォーラムとしては、考え方そのものには異論がないので、見守ることにした。
なお、今回からこの会合をKシニア全体、現役にもKシニア・メール、Kis-netを通じて開催案内
を配信した。 大阪府立大学から坪郷先生が出席された。
5. スピーチ
1) EUとCESA -欧州の統合と欧州造船 - 岡本 洋
EUおよびCESA(Community of European Shipyard’s Association)成立の過程と世界の建造量変動
等を図示して解説。
2) CESA ANNUAL REPORT 2008-2009 - 矢木 常之
ヨーロッパの造船業の実情を知るために、欧州造船工業会の2008-2009年次報告書の主要部分
を紹介した。
ヨーロッパの造船の建造シェアーは、建造量ベースでは10%程度と僅少であるが、旅客船を主体
とした高付加価値船・高船価船の比率が高く、売上高ベースでは20数%を占めており、専門分野
(専用船・特殊船分野)に特化するという戦略が今のところ成功しているようで、なかなか元気が
いいようである。
また、将来への持続的発展のためには、研究・開発・革新が重要であると認識し、広範な研究
活動が行われていることがよく判った。
3) 欧州造船事情- 城野隆史
欧州共同体委員会が2000年に打ち出した 「欧州研究領域」 というコンセプトおよび同年の欧州
理事会が打ち出した研究開発政策 (リスボン戦略) を引き受けた、EUの海事産業基本政策が
LeaderSHIP 2015である。
この背景を解説すると共に、欧州では研究開発は参入自由の競争入札方式が主流をなしている
こと、FP7 (EU開発資金供出母体) に基づく、実施中の研究項目を紹介した。
おわり
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