日本船舶海洋工学会 関西支部 一 般 情 報 K シ ニ ア
Kシニア の トップに戻る 一般情報 の トップに戻る 2019年 の トップに戻る


2019年 関西シニア海事研究会 (Kシニア) 総会・懇親会 報告

2019年9月7日 関西シニア海事研究会
会長 宝田雄次


  「Kシニア」総会・懇親会の写真をご覧下さい。   行事写真 (10枚)   その他の写真 (24枚)


日  時 : 2019年7月20日(土) 13:00~17:00
会  場 : 神戸クリスタルタワー 3F  クリスタルホール
参加費 : \2,000 (オードブル、おつまみ、お茶、缶ビール等、飲食料費に充当)

出席者 : 竹田太樹 関西支部長(来賓) 及び 会員38名 (計39名)



プログラム

プログラム1  関西シニア海事研究会 総会   ( 司会 : 宝田雄次 )

 ● 来賓挨拶   関西支部長  竹田太樹 殿
 Kシニアの活動は、公益社団法人である日本船舶海洋工学会の方針に沿ったものであり、感謝しております。
 関西支部の体制は、本年5月より新役員で発足しましたが、基本的に留任の方が多く、従来の方針を受け継いでいます。 また、本部の体制も6月に、会長、東部支部長、関西支部長、西部支部長が交代しました。 会長、各支部長共に“民”出身の方であり、“民”の知恵を生かして積極的に活動してゆきたいと思っています。
 会の正会員数は4千人を超えて推移していましたが、直近の集計では4千人を僅かに下回っています。 学会の課題として、会員拡大の方法を積極的に考えなければなりません。
 関西造船協会時代も含め、歴代の関西支部長のように、親しみのある関西支部として活動してゆきたいと考えています。皆様のご協力を宜しくお願い致します。

 ● 2018年度 活動 及び 会計報告   会長 杉山和雄 
 Kシニアの会員数は、2018 年度より会員資格を60歳から65歳に引き上げたために、本年度から5年間は新会員の参加が無く、現状の会員数は480名です。 9名の幹事で本会を運営し、昨年の総会・懇親会は7月に開催されましたが、大雨による交通機関の運転休止もあり、当日キャンセルの方が増えて、最終的には23名の会員の出席となりました。
 グループ活動につきましては、5 グループの内、「翻訳グループ」は良い題材が見つからないとの理由で休止しており、「ゴルフグループ」も休止しています。 残り3グループは活動はしていますが、「教育支援グループ」は、昨年はやや滞っています。 その他、ホームページを通しての活動は活発に行われています。
 7年間に亘り会長職を勤めさせて頂きましたが、この総会をもって宝田幹事に会長職を交代しますので、皆様の拍手でもってご承認とさせて頂きます。(拍手)
 会長職は交代しますが、引き続き幹事として務めさせていただきます。

 本会の2018 年度の会計報告ですが、例年同じような規模で活動していますが、事業収益は年一度開催される総会・懇親会の会費だけなので、参加者が少なかったために減少し、少し財政的に苦しいものでした。 その他の支出はほぼ予算通りであり、結果、初めての3,145円の赤字決算となりました。幸い今年は天候も持ちまして、ほぼ予定通りのご出席で、この後、5時までゆっくりと楽しんでいただければと思います。

 ● 2019年度 活動計画 及び 予算   新会長 宝田雄次 
 本会の活動として、
・総会を開催し会の運営やグループ活動の状況、シニアライフの紹介などを報告して、会員諸氏の本会活動への参加が活発になるように努めます。
・グループ活動の発展に努め、新たな活動も模索します。
・他委員会からの要請があれば協力し、学会関西支部の活動にも寄与します。
・幹事11名で幹事会を構成し、会の運営に当たります。現幹事9 名に加えて、岩崎泰典会員
と大柴隆士会員が今回より参加されます。
 本年度の予算は、
収入は、事業収益として、8万円、本部からの配分金として12万5千円、合計20万5千円としています。
支出は、賃借料78,000 円、会合費62,000 円、会議費14,400 円、通信運搬費34,000 円等、合計20万5千円としています。
 ここで、新幹事の岩崎様、大柴様を紹介させて頂きます。

 ● グループ活動報告
   海友フォーラム (城野隆史)
 現在は会員83 名で年3 回の懇親会を開催し幅広い話題で活動を続けています。 昨年度は、 第36 回懇親会として大柴隆士さんの「東地中海の経済覇権を800 年維持したヴェネツィアから今の日本を考える」、 第37 回として一色浩さんに「AI がもたらす造船業の将来性・無人造船所の可能性」と 濱田孝一さんの「なぜ下関のフグはおいしいのか馬関フグの夜話から」、 第38 回として井沢雄幸さんの「九州王朝と女王卑弥呼」をそれぞれご講演頂いたあと 参加者で質疑応答を致しました。
 なお、海友フォーラムの新会長に濱田孝一さんが、新幹事に大柴隆士さんが就任されます。
  教育支援グループ (岡田博雄)
   従来通り9 名のメンバーで、幼稚園から高校までの生徒さんに、科学実験授業や、船と海に関する話をしています。 大阪市教育委員会実施理科教育授業の一環として、「ふねも振り子」という授業を約10 年間続けて参りましたが、定兼講師の事情により昨年度は実施していません。
 本年度は、活動範囲や会員の拡充・拡大、学会や他のグループとの連携や協働を課題として、この活動を継続して行く予定です。
  ゴルフグループ (仁科憲二)
   年2回 春と秋に開催していましたが、昨年度は2回とも中止になりました。 中止の理由は、幹事が悪性リンパ腫に罹患し、病気治療中となったためです。 また、何時再発するか分からず、そのような不安定な状態で何時までも幹事役をお引き受けすることは、結局皆様のご迷惑となりますので本日の総会で身を引かせて頂きたいと思っております。
 なお、ゴルフ会を今後どうするか、発足時の幹事と世話役の方々に相談しましたが、もう所期の使命は達成したので終会にしても良いのではというご意見を頂きました。 しかし、前身の阪神造船会から数えて約50 年の歴史があり、終会にするのは忍びなく、どなたか幹事役に手を挙げられる方が出られるまで「休会」とさせて頂きたく、ご了承のほどお願い致します。

  保存グループ (黒井昌明)
   関西支部の造船資料保存委員会として内藤会長の下で32 名で活動しております。 昨年は、既に廃刊になりました雑誌「船舶」500冊や「船の科学」638冊の全巻スキャン作業を終了いたしました。 著作権の問題をクリアにした後、インターネットで皆様に見ていただける様に公開いたします。 保存委員会が集めた資料を、本部のサーバーの中の「デジタル造船資料館」にて順次公開していますので、多くの皆さまにアクセスして頂き、ご利用頂きますようお願い申し上げます。 Kシニアのホームページ、Kシニアギャラリーにもアクセスして下さい。


 ● 別途報告
     
ふね遺産(シニアセッション)の報告   内藤 林
   第3回のふね遺産の認定式・表彰式が昨日(7 月19 日)東京で開かれました。 このふね遺産の報告については、ふね遺産認定実行委員会委員長の小嶋さんにお願いします。
 以前より学会に対し、船の歴史とか遺産に関しての研究をされているシニアの方々に、発表の場を設けるように提案し、数年前よりシニアセッションとして行われ、毎回10 篇程度の論文が集まります。
 今年の春季講演会のオーガナイズドセッションでは、9篇の論文が発表されましたので紹介いたします。
  1. PCC・第十とよた丸の史的考察
  2. 長崎小菅修船場
  3. 海事遺産としての青函連絡船摩周丸の特徴について
  4. 伊勢大湊の造船資料について
  5. 幕末佐賀藩の造船技術の遺構
  6. 弁才船奉納雛形の木割
  7. 遠賀川流域の河川水運を担った五平太舟についての一論考(続報)
  8. 幕末建造洋式帆船「ヘダ」
  9. 浮心について

  ふね遺産の報告   小嶋良一
   昨日(2019/07/19)、第3回目のふね遺産の認定結果発表、認定式、認定証・認定プレートの授与式がありましたので、簡単にご紹介いたします。
  1. 「雲鷹丸」
  2. 「明治丸」
  3. 幕末建造木造帆船軍艦「鳳凰丸」
  4. 幕末建造スクーナー型木造帆船「ヘダ」
  5. 「第十とよた丸」
  6. 「ボール進水設備」
  7. 「長崎小菅修船場」

 

● 私のシニアライフ   矢尾哲也様と11人のお仲間の皆様
「私達のシニア人生  - TANGO 03 ; アルゼンチンタンゴに魅せられて -」
            
矢尾先生のお話と、総勢12名の「TANGO 03」楽団によるアルゼンチンタンゴの演奏と歌を、アンコールを含めて10曲楽しみました。



    ここで休憩時間を利用して、参加者全員による「記念撮影」


プログラム2  懇親会   ( 司会 : 宝田雄次 )

  (1)乾杯   井澤雄幸 会員のご発声で 乾杯。。
  (2)歓談
  (3)中締め 岩崎泰典 会員のご発声で 中締め。
                                                             以上