2020年1月30日 第40回海友フォ-ラム懇談会にて講演 石津康二
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改E型戦時標準油槽船の大量建造に就いて (6ページ、pdf 3MB)
目 次
1. 緒 言
戦時下の特殊事情とは言え、多種少量生産品の典型である船 舶(1600dwt 型油槽船)を,
年間 100 隻を超えるペースで連 続建造した播磨・松の浦工場の活動は,造船業として後世に
残すべき貴重な記録である.
海軍の厳重な情報管理下の建造 で,現存する関連資料や図面や写真等は極めて乏しいが,
播磨造船の後継造船所(JMU・AMTEC)資料室,相生市の NPO 法人(相生いきいきネット)
等が保存する資料を基に再現し 考察を加えた.
2. 戦時標準船建造の経緯
3. 2E小型貨物船の大量建造計画
4. 播磨造船・松の浦工場の建設
5. 建造開始と油槽船への転換命令
6.改E型油槽船の建造システム
7.労働力と建造実績
8.CONSTRUCTION から PRODUCTION へ
9.改E型油槽船の戦歴
10.戦後造船業への影響
11.結び
参考文献
六岡周三 ; 船舶の多量生産方式とその生産性 (播磨造船技報第14号)
播磨造船所 ; 播磨造船所 50 年史
三菱重工 ; 若松造船所・歴史と回想
日本造船学会 ; 昭和造船史
小野塚一郎 ; 戦時造船史
南崎邦夫 ; 船舶建造システムの歩み
宮本三郎 ; 太平洋戦争・喪われた日本船舶の記録
大内健二 ; 商船戦記
師岡幸次 ; ; 習熟性工学
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