野澤和男 元川崎重工業、 元大阪大学
「潜水調査船支援母船:可変ピッチプロペラの低雑音設計とその運転方法」
(pdf 14ページ)
【内容】
深海調査研究は海洋生物、海洋鉱物、海底地質等の分野、特に最近では海底地震防災分野から関心が高まり、調査海域も広範囲かつ大深度となってきた。 この種の研究に不可欠なのが深海潜水調査船と支援母船である。
1990年に6,500m潜水調査船支援母船「よこすか」が川崎重工業で建造され現在も活躍している。 この船には各種高度な音響機器が搭載されている。 母船・潜水船間の水中交信、探査、海底地形のマップ作製が重要な任務であるが、この際発生する水中雑音、なかでもプロペラ水中雑音の低減化が最重要課題であった。 筆者らが行った一連の設計研究を回顧整理し本分野の研究の道標として分かりやすく解説した。
|
|