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チロル紀行  旅の概要  その4 (ドロミテ GARDENA)
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<ドロミテ GARDENA>

ガルディーナ渓谷 St. Christina  宿の老夫妻

 ドロミテは、ガルディーナ地域、バディア地域、コルチナ地域に合計11泊して歩き回った。 それぞれの地域は、大きな渓谷地帯をなしていて、峠で隔てられている。

 各地域内だけを走るバス便がかなり頻繁にあるけれど、峠を越えて隣の地域に入るバスは、極端に少なく、日に2本程度に激減する。 それぞれの地域は孤立している。

 最初は Bolzano からバスで Gardena の中心の町 Ortesei に入り、ここで域内バスを乗り換え(同じドロミテ・バスで切符は通しで買える)、 Ortesei の隣町 St.Christina のホテルに到着。 ドイツ系親子が経営するホテル。

宿泊したホテル

 このあたりのホテルは、どこもベランダを花で飾った木造のシャレー風建物(朝食付き48ユーロ/人)。 右を見ても左を見てもホテルばかりである。

 観光案内所で Gardena card を購入。 購入には宿泊するホテルの endorsement を要する。 宿泊客にしか売らないのだ。 これで、バスとロープウェーが乗りほうだい。

 深く幅広いU字谷の下の部分に人家(ホテル)があり、その上の斜面は樹林帯。谷の上縁から先の広い緩斜面は草原地帯。その草原の先にニョキッとむき出しの岩山がそびえているというのが、大まかな風景の構図である。

SESEDA から Col Reiser まで ガイスラー山群 (主峰 Sas Rigais 3025m)


St. Christina の 朝
 sassolungo 3181m 宿の対岸

ピエラロンギア小屋


 この草原と岩山には網の目のようにコースが整備されている。 車の通れるくらいの幅の道から、岩だらけのガレ道まで、地図には、かき分けられていているけれど、やはり実際に歩いてみなければ感覚はつかめないものだ。

 色つきで一見やすそうだけれど、日本の国土地理院の地図を見慣れた目には、すぐにはなじめない。 地図だけでは、peak の形が想像つきがたい。

 とにかくロープウェーで行ける最高点に到達して、周囲を1周して同じロープウェーで戻ってくるか、先のロープウェーまで歩いて周回するか、行き当たりばったりでスタートした。


谷の向こうにガイスラー連山を遠望


 地図の全体像を頭に入れていれば、天候がよく見通しのきくかぎり、その場その場でコースメイキングはできるものだ。 そのやり方で毎日、出かけた。

 Cortina で雨に降られた以外は、好天気に恵まれ、さわやかで、のびのびとした緑の美しい草原地帯と、少しだけ岩山風のところも堪能した。


Sassolungo

Sassolungo 岩峰直下を行く

一休み

草原を行く  その1 : ガイスラー連山遠景

草原を行く  その2

草原を行く  その3 : sassolungo 遠望
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