城野 隆史 2008/11/23 2014/5/20 追記
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「海事分野の将来ビジョン」 に 関連して (10ページ、 pdf 300KB)
<概 要>
まえおきの前置き
「船舶海洋工学の新しい発展を」主題とする海友フォーラムの第24回懇談会が 2014.4.25 に開催された。
当日の議論の方向がどのようなものであったか分からないままに、議事録を読みながら、私が6年ほど前に作成、送付した(kskaiyu00796)本文を思い出した。 読み返してみて、今でも通用するように思った。
不幸にして、その後東日本大震災で福島第1原発の事故が発生し、原子力船の実現性は影を潜めているが、遠未来的課題としては、今でも有効であると思っているので、原文はそのままにして、現在抱いている所見を追記することにした。 さらに数年後、この文章を読み返してみるのがいまから楽しみである。
まえおき
海洋政策研究財団が来春公表を予定している標記論文の中間報告が 2008/11/21 の海上交通システム研究会(MTS)で示された。 この論文は、2050年に向けての我が国海事産業の長期的発展のための提言を行うことを目的としたものである。 [ 「世界における海事産業の変革ビジョンに関する調査研究報告書」 平成20年3月 海事産業研究財団 ]
遠未来的課題
1.ロボット船隊 2.原子力船 3.海洋基本法と日本の統治機構 4.船舶のコモディティ(commodity)化
あとがき
折角21世紀中葉という遠未来をターゲットにするのだから、それに便乗して一見現実離れしたことを本気で考えてみるのもおもしろいのではないか。 一見、実現可能性の薄いようなアイディアも考えるうちに、その中に多くの課題を抱えていることがわかるし、挑戦すべき課題を発見することができるのではないか。
追記 : 革新を創造するために (2014.5.20記)
変革を生み出す社会環境の創造(これこそ行政の仕事)
我が国の海事・海洋政策瞥見(目標実現の方策は?)
1.「世界における海事産業の変革ビジョンに関する調査研究報告書」 H20年 海事産業研究財団
2.「海洋立国日本の復権」に向けて H22年 国交省
3.「総合的な新造船政策」 H23年 新造船政策検討会(国交省)
4.「海洋基本計画」 H25年 総合海洋政策本部
幅広い競争政策の導入 (手段は目標と同程度に重要)
産業のおかれた環境の変化 (研究開発とIRP)
学会と業界の関係 (研究者と技術者)
学に求められること (研究者・技術者に誇りを与えること)
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