日本船舶海洋工学会 関西支部 海友フォーラム K シ ニ ア
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<旅の記録> 6.ヴェトナム 2006年

月/日 日数 滞在地 備考
9/20-23 C ホーチミン メコン・デルタ(現地手配)、動物園
9/24-27 B フエ 宮殿跡、墳墓巡り、ホン河ボート・ツアー
9/27 @ 機中泊 9/28 帰国

 私たち夫婦が10年来面倒をみてきた、ヴェトナム人留学生マン君が、結婚式を挙げるといって招待状をよこした。 阪大の優秀な学生で、博士号を取得して日立製作所の研究所に入社することになったのを機会に、高校生時代から約束していたヴェトナム人女性と結婚することになったのだ。

 面倒をみるといっても、当初日本になれるよう、運動不足にならぬようにと、六甲や有馬に連れて行ったことはあるが、それ以後は年に数回家に遊びに来るくらいの程度のつきあいであったが、とても親しみの持てる男で、息子とも孫ともつかぬ間柄であったので、招待には喜んではせ参じることにした。

 それにしても暑い時期である。何でこんな時期に式を挙げるのかとおもったが、やはりこれは暦らしい。 もっといい時節に彼らの都合に合わせて予定していたのだが、その時期に親類の誰かが事故で大けがをした。 母親が縁起でもないと、暦を観て貰って決めたのでしょうがないと彼はいう。

 ベトナムの結婚式は興味があった。 午前3時半にホテルに迎えが来る。 一旦新郎の家に集合してから、一同車に分乗して、郊外の田園の中にある花嫁の家に花嫁を迎えに行く。 花婿の乗った車は、花で飾り立てられている。 何でもこの時間も暦なのだそうである。

 明けやらぬ田のあぜ道を贈り物の包みを抱えた大勢が整列して進む。私たちもその後に続く。きれいに花で飾った花嫁の家で、贈り物を並べて祖先の前で式を執り行うが、神官はいない。 花嫁の父は亡くなっているので、代理のおじさんが、しきたりに従って仕切る。 今度は花嫁を連れて戻り、花婿の家で先祖の霊前に報告をし、次に新郎方の参列者が順に紹介され、贈り物をする。 100ドルを包めばよいとマン君に教えて貰っていたので、その通りにした。 食事をして、一旦解散。 夕方披露宴が行われる。 ベトナムの経済成長を象徴するように、招待客は500名。 嘗ての日本同様、とても派手な宴席であった。 50近いテーブルを新郎新婦と両親が挨拶して廻り、舞台では本人友人そろってはやり歌を合唱する。

 フエは、ベトナム中部の古都。マン君のふる里でもある。 数年前に視察という名目でベトナムの造船所を見て回った時に、ハノイやハロン湾などの観光地に行ったので、今回は、まだ行っていないフエでのんびり過ごすことにした。 何しろ暑いので、閉口したが、ホテルで手配したタクシーで近郊の墳墓巡りをしたり、ホン河のボート観光をして過ごした。ボートも二人の借り切りである。ボンヤリ過ごすには、いいところである。

 ホーチミンでは、中流のRiverside Hotel SaigonをAsiaRoomというホテル手配サイトから申し込んだが、ホテルに着いたらそんなことは知らぬ存ぜぬでトラブッた。 AsiaRoomは利用しない方がよい。 フエは一流ホテルを直接申し込んだので、トラブルはなかった。
 飛行機は、ベトナム航空を利用した。JALとコード・シェアリングしているのでJALでもホーチミンまでは、同じflightなのだが、ベトナム航空(ベトナム航空と取引のある代理店)で買うと、ホーチミン・フエ間往復の運賃が安い。 

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