日本船舶海洋工学会 関西支部 海友フォーラム K シ ニ ア
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ロシア北極海航路 (NSR) の現状と課題 (第2報)
  2017.04.20 第32回海友フォーラム懇談会で講演
海事研究家、工学博士、大阪大学 野澤和男(Kazuo Nozawa)


     (前回 第1報) 北極氷融解とロシア北方航路NSRの商業航路への期待 (59ページ、 pdf 5MB)
                (2013.02.01 第19回海友フォーラム懇談会で講演)



       ロシア北極海航路 (NSR) の現状と課題 (第2報) (49ページ、 pdf 4MB)

          <概要>
 
 地球温暖化による北極海の海氷後退の追い風に乗って、2010年頃からNSR国際航路化をめざすTransit航行の実績が急増したが2014年を境にその勢いが激減した。 その原因をさぐる。
 一方、Yamal LNG開発とその海上輸送としてDestination航行が新しい発展を見せている。
 第1報に続き、2014年以降のNSR航路の現状とかかえる課題そして日本の期待について考察する。


          <目次>
 
  §1. NSR開発までの経緯
      (1) NSR小史
      (2) Putin大統領のNSR開発宣言

  §2. NSRの現状
      (1) NSR Transit航行の経緯と実績
      (2) Yamal LNG開発と”Destination航行“輸送計画
      (3) ロシア原子力砕氷船の増強計画

  §3. 船舶輸送(一般基礎知識)
      (1) 船の種類、(2)船の輸送効率
      (3)  砕氷商船、耐氷商船

  §4. NSRの現状分析と今後
      (1) NSRの国際航路としての分析・評価
      (2) NSR航路の持続的発展のための提案
      (3) NSR利活用と日本