野澤和男
: 海事研究家 工博 元大阪大学
「龍馬と船と黒船の威力」 (pdf 25MB、 105ページ)
【概要】
もしも、龍馬に船との出会いがなかったならば、最後の5年という短期間であれほどの歴史的偉業をなし得たであろうか?
黒船来航、尊皇攘夷、桜田門外の変など国内の混乱は列強の格好の餌食であった。 龍馬は抗争の愚かさと植民地化への危機を悟り、第3の道を模索する。
人生あと5年となった1862年、勝海舟と邂逅、神戸海軍操練所の塾頭となり船の威力を知った龍馬は怒涛のごとく活動を開始する。
龍馬はどのような船に乗り何を目指したのか? 夕顔丸で起草した船中八策とは? それはどのように五箇条の御誓文に結びついたのか? 今も生きる龍馬の大いなるロマンを共に考えてみよう。
【目次】
§1 龍馬の生きた時代 : 内憂外患/ 龍馬の生きた時代/ 高知城下の龍馬/ 江戸剣術修行
§2 ペリー来航と黒船の威力 : 黒船とは/ 幕府は来航を知っていた/ 尊皇攘夷・開国派
§3 龍馬の成長と世界観 : 不即不離/ 勝海舟/ 神戸海軍操練所/ 龍馬と船と海
§4 新しい日本へ:日本を今一度せんたくいたし申候 : 最後の5年/ 幕末主要発生事件/
龍馬の線表/ 薩長同盟/ 海援隊/ いろは丸事件/ 船中八策/ 薩土盟約/ 大政奉還/
龍馬暗殺/ 五箇条の御誓文そしてロマン
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